« 第一弾フランスからのワイン | トップページ | ずーっと憧れていた街サンテミリオン »

2011年7月19日 (火)

ポイヤック村のシャトー ラ、ベカスがラトゥールへ

196 017

前回ブログで少し紹介したワイン

ラ・ベカス 

あるニュースで知ったこのシャトー

CHラトゥールの前で写真撮ってるんだから

きっと前を前を通過しただろうに

195

ついでによればよかった、、と後悔してるシャトーです

ポイヤック村にあって、格付けされていないシャトーの中では

最も良いワインを作るという評価を得ていた

小さな家族経営のシャトChâteau La Bécasse(シャトー ラ・ベカス)が、

その約4ヘクタールの畑を、シャトー ラトゥールに売却することで基本合意したそうです

このシャトー ラ・ベカスは、シャトー ラトゥールと、シャトー ランシュ・バージュに隣り合っているという最高の場所にあります

ぶどう畑の土地のポテンシャルの高さ、コンスタントに上質のワインを生産するという安定感、

そして、そのワインのアロマの複雑さ、決して攻撃的ではないけれども力強い個性で、高い評価を得ていました。

シャトー ラ・ベカスのオーナーは、フォントノー一族

先頃の一家の父親の死去によって、3人の子供たちには、相続税を支払う義務が発生しました。

ところが、このシャトーの位置するA.O.C.ポイヤックは、

ぶどう畑の不動産価値がボルドーでも最も高いと言われる場所で、1ヘクタールあたり100万ユーロとも言われています。

その畑に課せられる高額の相続税を支払うために、畑の売却を余儀なくされてしまったということなのです。

複雑な気分ですよね

税金を払うために今まで家族で大事に守ってきたシャトーを売却するなんて

農業大国のフランスなら 農地に対してはある程度の融通ができないものなのかと思います

こうして少しずつ、ボルドーの銘醸地といわれるA.O.C.の中の家族経営的なプチシャトーは淘汰され、

減り続けていくのでしょうか

そして、大資本に統合されていってしまうのでしょうか

少し寂しい気がします

こんな小さなシャトーのほうが見てみたかった

このシャトーがまだある間にもい一度ボルドーに行きたいなと思います(希望ですが・・)

このワインも

2011年のヴィンテージまでは

ラ・ベカス で販売されます

そして こんなワインを皆さんに飲んでもらいたいと思い

購入しました

06・07・08 の3ヴィンテージ

もうすでに売れてしまって

品薄なヴィンテージもありますが

2012年のヴィンテージからは

メドックの格付け1級、シャトー ラトゥールとして

30倍くらいの値でになります

どうぞ今のうちに楽しんでください

1ヘクタール・・・3000坪 畳6000枚

|

« 第一弾フランスからのワイン | トップページ | ずーっと憧れていた街サンテミリオン »

ワイン」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ポイヤック村のシャトー ラ、ベカスがラトゥールへ:

« 第一弾フランスからのワイン | トップページ | ずーっと憧れていた街サンテミリオン »