ポイヤック村のシャトー ラ、ベカスがラトゥールへ
前回ブログで少し紹介したワイン
ラ・ベカス
あるニュースで知ったこのシャトー
CHラトゥールの前で写真撮ってるんだから
きっと前を前を通過しただろうに
ついでによればよかった、、と後悔してるシャトーです
ポイヤック村にあって、格付けされていないシャトーの中では
最も良いワインを作るという評価を得ていた
小さな家族経営のシャトChâteau La Bécasse(シャトー ラ・ベカス)が、
その約4ヘクタールの畑を、シャトー ラトゥールに売却することで基本合意したそうです
このシャトー ラ・ベカスは、シャトー ラトゥールと、シャトー ランシュ・バージュに隣り合っているという最高の場所にあります
ぶどう畑の土地のポテンシャルの高さ、コンスタントに上質のワインを生産するという安定感、
そして、そのワインのアロマの複雑さ、決して攻撃的ではないけれども力強い個性で、高い評価を得ていました。
シャトー ラ・ベカスのオーナーは、フォントノー一族
先頃の一家の父親の死去によって、3人の子供たちには、相続税を支払う義務が発生しました。
ところが、このシャトーの位置するA.O.C.ポイヤックは、
ぶどう畑の不動産価値がボルドーでも最も高いと言われる場所で、1ヘクタールあたり100万ユーロとも言われています。
その畑に課せられる高額の相続税を支払うために、畑の売却を余儀なくされてしまったということなのです。
複雑な気分ですよね
税金を払うために今まで家族で大事に守ってきたシャトーを売却するなんて
農業大国のフランスなら 農地に対してはある程度の融通ができないものなのかと思います
こうして少しずつ、ボルドーの銘醸地といわれるA.O.C.の中の家族経営的なプチシャトーは淘汰され、
減り続けていくのでしょうか
そして、大資本に統合されていってしまうのでしょうか
少し寂しい気がします
こんな小さなシャトーのほうが見てみたかった
このシャトーがまだある間にもい一度ボルドーに行きたいなと思います(希望ですが・・)
このワインも
2011年のヴィンテージまでは
ラ・ベカス で販売されます
そして こんなワインを皆さんに飲んでもらいたいと思い
購入しました
06・07・08 の3ヴィンテージ
もうすでに売れてしまって
品薄なヴィンテージもありますが
2012年のヴィンテージからは
メドックの格付け1級、シャトー ラトゥールとして
30倍くらいの値でになります
どうぞ今のうちに楽しんでください
1ヘクタール・・・3000坪 畳6000枚
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